ダイナモ充電器でiPhoneは充電できるか
よく、携帯電話用の充電器としてハンドルの付いたダイナモ充電器がありますが、普通のタイプではiPhoneの充電は不可能です。充電に必要な電力が安定して得られないためです。そこでちょっと変わったダイナモ充電器で充電できるかどうか、テストしてみました。
テストに使用したのは、サンジェルマンのマルチソーラーダイナモ「H-673GN」というモデルです。少し前に投げ売りされていましたが、今回の震災で市場在庫はなくなってしまったかもしれません。 このライトには単3か単4のニッケル水素充電池をセットでき、それをハンドルによるダイナモ、ソーラーパネル、miniUSBという3つの方法で充電できるのがポイントです。単3ニッケル水素の場合は、ダイナモ/miniUSBが7時間、ソーラーパネルでは29時間で満充電となるそうです。充電池の容量にもよるでしょうね。
また、付属のDCコードで携帯電話の充電ができますので、今回はこれを使ってiPhoneを充電してみます。 さて、付属の携帯電話アダプターは当然ながらPDC、CDMA、W-CDMA用のものしかありませんので、「PL-CHADP-FI
」という、ドコモの充電器をiPhoneで使うためのアダプターを使います。「iPhone/iPod充電変換アダプタ
」とか、「KD-82
」というのでもいいと思います。
ところが、充電器からの電圧が低いためか、これでは充電できませんでした。うーん。残念。
最後の力技として、GRIFFIN製のCharge Converter Adapterもかませてみました。これはiOSのバージョンアップなどによって、充電できなくなってしまった機器を充電可能にするアダプターです。これはすでに廃番となっていますが、同等の機能を持つ製品がamazon.co.jpにある「dockStubz
」です。また、amazon.comだと「Scosche passPORT Charging Adapter
」、「iPod / iPhone Charging Adapter Converter
」などが同等品となります。
これを使うと、とりあえず充電可能にはなりました。ただ、アダプターによる電力のロスが大きいと思うので、こういう用途には向いていませんね。
ということで、手回し充電は失敗という結果になりました。やはり、eneloop mobile boosterの「KBC-L2BS」や、パナソニックの「モバイル電源パック
」などを用意しておくのが確実ですね。後者はQi(チー)という無接点充電にも対応していますし、「QE-PL201-K
」という黒もあります。
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