カーセキュリティのバッテリーを交換した
私は新車のときにドアにひっかき傷を付けられて以来、松下電工の「オートポリス」という簡易カーセキュリティを使っています。「VDF2011」というリモコン2個付きのものです。
ドアロックと連動したりはしないので、いたずらされそうな場所に止めるときだけ使っています。現在、松下電工は盗難防止装置から完全撤退してしまいましたが、安価で高性能だったので残念でなりません。
http://www.autopolice.net/toiawase_end.html
さて、最近このVDF2011に使われている充電池が持たないなと感じてきました。取り付けてから6年近く経つのでもう寿命なんでしょう。
これに使用されている充電池は「VDF2801」というもので、松下のパナセンスで購入できます。楽天のショップでも扱っているところがあります。
http://club.panasonic.co.jp/mall/sense/open/supply/
http://item.rakuten.co.jp/iida/401143
しかし、たかが充電池に3,000円近く払うのはバカバカしい。というわけで、使用されているセルの交換を試みました。
VDF2801(HHR-12F3G5という型番も書かれている)は3.6V 1150mAh。3セルで構成されたバッテリーパックなので、1.2v 1150mAhのセルを直列で使っていると思われます。
使用されているセルは単3形より短いので、いろいろ調べていくと「4/5AA」サイズであることがわかりました。ちなみに通常の単3形は「AAA」と表記されます。
http://www.nexcell.co.jp/Ni-MH-industr.html
ところがこの4/5AAのセル、またはバッテリーパックを扱っているネットショップがありません。アキバまで行ってもいいんですが、どうせ充電池はヘタる運命です。そこで単3形のバッテリーパックが使えるように改造することにしました。
まずは使えそうなバッテリーパックを物色。コードレス電話用がよさそうです。すると、送料無料で有名な「DealExtreme」という海外のショップに使えそうなバッテリーパック「MP-501」を発見。$5.02なので約450円。当然Made in Chinaです。安いのでとりあえず頼んでみることにしました。
http://www.dealextreme.com/details.dx/sku.27281
さて、届いたバッテリーパックを調べてみると、AAAセルを使っているため長さは違いますが、幅や厚みはほとんど同じでした。試しにVDF2011をばらしてバッテリーを入れてみると、ケースを加工すれば入ることが判明。以下、その手順をまとめました。
VDF2801とDealExtremeで購入した5ドルのバッテリー
並べてみるとVDF2801のほうが少し短いことがわかります。端子の形状も違う。厚みや幅はだいたい同じですね
VDF2011を開けてみます
そもそもここに単3形バッテリーパックが入らなければあきらめる必要があります
VDF2810はスカスカ
MP-501を入れてみると……、入りました!
厚みも問題ありませんつまりこのバッテリーケース部分を削り取れば入るというわけです
VDF2801の青いコードは熱センサーにつながっています。VDF2011はこのセンサーがないと充電を開始しないので、この熱センサーを流用します。白いコネクタから青いコードの端子を取り外して、VDF2011側のコネクタに直接差し込みます。センサーの反対側は充電池のマイナス極につながっているので、新しい充電池のマイナス極のコードの被覆を切ってハンダ付けします
バッテリーケースの内側にはちゃんと専用電池以外使うなって書いてあります。ちなみに接続コードの色も。逆挿しはできないのに丁寧ですね
バッテリーケースは電動ドリルで穴を開けて、ニッパーでパチパチ切り取ります。あとは適当にヤスリをかけるだけです
完成。ふたを閉じれば加工したようには見えません
ふたを開けるとご覧の通り。バリが残りまくりですが、見栄えには影響しないので手抜きです
反対側もきれいに削り取ります
MP-501のコネクタはそのまま接続できました。左が「赤」で真ん中が「黒」です。写真には写っていませんが、熱センサーの青いコードも取り付けました
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