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2009年1月27日 (火)

ファームウェアにバグがあるSeagate 7200.11

Seagate_3 SeagateのHDDが先週から大変な騒ぎになっています。ファームウェアのバグで、データにアクセスできなくなるらしいのです。
今週になってやっと詳細が調べられるようになったので、ブログでまとめておくことにしました。

なお、現在不具合が出ていない場合は、あわててアップデートする必要はないらしいですが、不具合が出てからでは遅いかもしれないし、Seagateのサポートの紆余曲折ぶりを見ると、このファームウェアで大丈夫かどうかもいまいち信用できないところ。私も数台引っかかっていますので、新しいファームウェアをあてるかどうか、悩みます。

なお、この記事を読んで実行して不具合が生じても責任は持てません。
下記リンク先のSeagateの英語サポートページをよく確認して、最新情報を入手してから取り組んでください。ちなみにSeagate本社のページでないとダメです。また表示言語をEnglishにしてチェックしましょう。表示言語がJapaneseになっているとうまく表示できません。表示が変なときはF5キーでリロードしましょう。
http://www.seagate.com/www/en-us/support/

ファームウェアは下記のページからダウンロードできます。http://seagate.custkb.com/seagate/crm/selfservice/search.jsp?Tab=search&Module=selfservice&&TargetLanguage=selfservice&DocId=207931&NewLang=en

モデル名がよく分からないときは、下記のページにあるdrivedetect.exeをダウンロードして実行しましょう。
http://support.seagate.com/firmware/drive_config.html
このツールはインストールの必要がないので楽です。Drive NameがSTから始まる型番がSeagateのHDD。Serial Number、Revision(ファームウェア)もチェックできます。

1/27日現在、ファームウェアはモデルによってSD1AとかSD1Bなどがあるようです。ただ、ファイルにはSD1Aと書いてあるのにファームウェアをあてるとSD1Bになることもある模様。うーん。こういうちぐはぐな対応が信用できないんだよなあ。

なお、ファームウェアはISO形式のファイルなので、ISO形式のファイルを書き込めるライティングソフトが必要です。ファームウェアの更新は英語になるので、がんばりましょう。

なお、先のファームウェアダウンロードページにも載っていますが、
https://apps1.seagate.com/rms_af_srl_chk/
ここではHDDのラベルやdrivedetect.exeで調べられるSerial Numberを入力することで、不具合のある製品かどうか調べられます。しかし、実際に試してみたところ、同じファームウェアが載っている製品でも、Serial Numberによっては問題なしになります。これを信じていいのかどうかはよくわかりません…。


■2009.02.04追記

上記、ファームウェアのダウンロードページが変更され、該当シリアルナンバー以外のHDD以外ではダウンロードページに行けなくなった模様。Step3でシリアルナンバーを入れるときのチャレンジコードを入れるところがウザい。こんなの読めないよ!って人は、入力スペースの右にある回転している矢印のマークを押しましょう。押すたびに違うチャレンジコードにどんどん変わるので、読みやすいコードで入れられます。ちなみに、スピーカーのアイコンを押すと音声でチャレンジコードが流れるんですが、何を言ってるんだかもっとわけが分かりません(笑)。ネイティブの人なら聞き分けられるのかな。

何度やってもうまくいかないひとは、下の直リンクで飛んでください(笑)

ファームウェアダウンロード
http://support.seagate.com/firmware/firmnav_en.html


ファームウェアの操作の方法は、この動画が分かりやすいです。

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2009年1月 7日 (水)

RAL-Cettia1Bが来た 導入前編

Ralcettia1b_2 RAL-Cettia1Bのブログモニターに応募したところ、なんと選ばれてしまいました。モニター品はレビュー後にいただけるとのことで、ラトックシステムさん、ありがとうございます!

RAL-Cettia1BはPhileWeb主催のオーディオ銘機賞2009の特別賞に選ばれたそうです。無線システムが評価を受けたそうで、詳しくはこちらをご覧ください。

■RAL-Cettia1Bとは
RAL-Cettia1Bとはなにかというと、一言でいうと
「パソコン用の外付けサウンドユニット+アンプ+スピーカー」
です。アンプを内蔵したUSBパワードスピーカーがあると思いますが、それのワイヤレス版という感じです。

普通、パソコンにアンプやスピーカーをつなぐには、パソコンのマザーボード、またはサウンドカードにあるサウンド出力にアンプ内蔵のスピーカーをつなぎます。しかし、このRAL-Cettia1Bは、サウンド出力につなぐのではなく(正確にはつなぐこともできます)、パソコンに接続したUSB送信機を経由して、ワイヤレスでRAL-Cettia1Bのアンプに音声を飛ばすことができるのです。

つまり、通常は
パソコン(サウンドカード)-->アンプ内蔵スピーカー

とつなぎますが、RAL-Cettia1Bの場合は
パソコン-->USB送信機~//ワイヤレス//~RAL-Cettia1Bのアンプ-->スピーカー

という形になるわけです。

■RAL-Cettia1Bをどう使うか
さて、RAL-Cettia1Bはパソコンとは離れた場所に、アンプ+スピーカーを置けるというメリットがあるわけですが、使う前はこのメリットを生かす使い方が意外と難しいなと思っていました。

というのも、ファイルで音楽を聴くようになってから、パソコンの前かSD/USBメモリプレーヤー、iPodで音楽を聴くというスタイルに慣れきっていたからです。パソコンの前で音楽を聴くならパソコンのそばにスピーカーがあればいいわけで、ワイヤレスにする必要はありません。SD/USBメモリプレーヤー、iPodも同じ。音楽ファイルとプレーヤー、スピーカーが同じ場所にあります。

離れた場所で音楽を聴く手段としては、DLNAやUPnPサーバ、iTunesサーバなどを利用する方法がありますが、この場合もファイルがサーバ側にあるだけで、再生するファイルを選んだり再生するのはノートパソコンやDLNAクライアント側。つまり、スピーカーやヘッドホンなどの出力機器はユーザーのそばにあるわけです。RAL-Cettia1Bは、こうした機器とも使い方が異なるわけです。

■RAL-Cettia1Bはまさにオーディオだった
実際の導入については、次回の記事で紹介するとして、とりあえずRAL-Cettia1Bをセッティングして音楽を再生してみました。そこで気づいたのが、RAL-Cettia1Bはまさにオーディオだったということです。いわゆるフルサイズのオーディオコンポを使って音楽を楽しんでいたころを思い出させてくれました。3ヘッドのカセットデッキ、大きいCDプレーヤーをリモコンで操作して部屋全体で音楽を楽しんでいたころです。

ファイルで音楽を聴くようになってからは、こうしたスタイルで音楽を楽しむ機会がなくなっていったのですね。もちろん、いまでもオーディオを趣味としている人には当たり前のことかもしれないですが、私には古くて新しい発見を与えてくれました。

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